看板デザイン会社CUVICです!
今回はAdobeのイラストレーターを使用しました看板のデザインデータ作成のコツ
『自立看板編(タワーサイン)』
ということでまとめてみました!
自立看板は基本的に地中へ看板の基礎部分を埋め込む形で自立可能な大型の看板となります。
クリニックや会社・工場の正面辺りへ設置されることが多く、門構えの雰囲気をグッと上げるシンボル的な看板としてご活用されるケースも多いです!
なかなか自立看板のような大型看板のデザイン作成はされたことがないかと思いますので、ご入用の際にはぜひチェックくださいませ!
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自立看板(タワーサイン)とは?
自立看板(タワーサイン)とは、店舗や企業の認知度やイメージをアップしてくれる大型の看板です。
材質はステンレスやアルミが多く高級感があります。
看板本体から特注で製作することもありますが、多くの場合はメーカーの既製品の中から看板本体を選び、その看板本体のサイズに合った表示面を製作します。
今回は、メーカーの既製品サイズに合わせた表示面のデザインデータの作り方をご紹介いたします。
自立看板のデザインに必要な寸法は『表示有効寸法(見え寸)』
メーカーのカタログや弊社運営の看板販売のウェブサイト等で既製品の看板を選んだら、本体サイズだけでなく『表示有効寸法(見え寸)』のサイズをチェックしてください。
これは、看板本体のフレームに隠れない、実際に見える範囲の表示面サイズを指します。(看板業界では『見え寸(みえすん)』と呼ぶことが多いです。)看板の表示面をデザインする上で重要なサイズです。
メーカーにより『表示有効寸法』のほかに『有効表示サイズ』や『推奨原稿サイズ』『広告面サイズ』などと呼ばれる場合もあります。
商品詳細ページのスペック表を見てみよう
看板通販を行うwebページで、自立看板(タワーサイン)一覧から希望の看板を選ぶ場合は、一覧画面から希望の看板をクリックすると、その商品の詳細画面が開きます。
詳細画面にある『スペック表』というボタンをクリックすると、『表示有効寸法』の記載があります。
そのサイズを用いて実寸サイズでデザインデータを作ります。
↓下記より上記ページご覧いただけます↓
まずは基本を!自立看板のデザインデータの作り方
1.illustratorを看板デザインに最適な設定にする
看板のデザインデータを作成する前に、まずは下記の記事をご覧ください。
看板データを作るにあたって必要なillustratorの基本的な設定方法などをご紹介しています。
2.『表示有効寸法(見え寸)』で枠をつくる
希望の自立看板(タワーサイン)を選んだら、スペック表で『表示有効寸法(見え寸)』をチェックします。
そのサイズをもとに、デザインをしていきます。注意する点は、本体サイズでデザインデータを作らないこと。
本体サイズは看板のフレームや脚などを含めた外寸であり、表示面のサイズではありません。illustratorの長方形ツールを使って『表示有効寸法』の実寸サイズで長方形の枠をつくります。この枠内にデザインが収まるように作っていきます。
3.『表示有効寸法(見え寸)』に対し上下左右20mm程度ずつ塗り足し(ノビ)をつける
あらかじめノビをつける範囲にガイドを引いておくとよいです。
最初に作った『表示有効寸法』の枠を選択し、オブジェクト→パス→パスのオフセットで+20㎜の枠を作ってガイドに変えましょう。
自立看板の本体カラーを活かしたデザインデータの作り方
自立看板の中でも、タワーサインは素材のアルミやステンレスの金属の質感を活かし、看板そのものに高級感があるものが多いです。
その看板本体の質感を活かす方法として、表示面全体に大型のステッカーのような印刷シートを貼るのではなく、カッティングシートで切り文字を貼るという方法があります。
カッティングシートには様々な色があり、裏に糊がついているので、文字やロゴの形に切り抜いて貼り付けることができます。もちろん、屋外でも使える素材で作られています。
タワーサインは、『ロゴマーク+店名(病院名・会社名)』というシンプルな表記が多いです。
お店や病院のイメージカラーや、会社のコーポレートカラーに合ったカッティングシートを使って、色数を抑えてシンプルにデザインすると良いでしょう。弊社ではコーポレートカラーに近い色のシートの選定も承っておりますので、ぜひご相談ください。
ロゴマークをデザインに入れたい場合
用意するものは、ロゴマークのベクターデータ(.aiまたは.epsデータ)です。
カッティングシートはプロッタという機械でシートを切って製作します。そのプロッタが切るためのカットライン(線のデータ)が必要になります。.jpgや.pngなどの画像データは線のデータを保持していないため使えません。
ロゴマークのベクターデータを持っていないという場合は、画像のデータからトレースする作業が必要となり、別途トレース費用がかかりますのでご注意ください。
ロゴマークにグラデーションが含まれている場合
カッティングシートではグラデーションの表現ができませんので、インクジェット出力したフルカラーのシートをプロッタでカットして製作します。
カッティングシートで製作する場合と同じく、カットラインが必要になるのと、カットしたところがズレて白フチが出ないように、ノビ(塗り足し)も必要になります。
カッティングシートを使ったデザインデータ作成の注意点
カッティングシートを使ったデザインデータを作成するには、カットラインをアウトラインビューで確認することが大切です。
詳しくは下記の記事内「カッティングシート切り文字を窓に貼る場合のデザインデータ作成方法」を参考にしてください。
FFシートを使った内照式自立看板のデザインデータの作り方
看板の内側から光らせるタイプのタワーサインは、表示面に『FFシート』という材料を使う場合が多いです。
FFシートとは、光を透過する柔らかい布地のシートです。
電飾看板にはアクリル板もよく使われているのですが、FFシートは継ぎ目のない一枚ものの表示面が製作できるうえ、割れる心配がないのが特徴です。
一見、表示面が布地で作られているようには見えません。布地を角と四辺からしっかり引っ張って固定し、しわが出ないようにピンと張ります。
FFシートは①シートに直接印刷する②シートにカッティングシートを直接貼る という二つの方法が可能です。
①シートに直接印刷する場合
デザインデータの作り方は、通常の看板デザインデータの作り方と同じでOKです。『表示有効寸法(見え寸)』内にデザインを収めて、『上下左右に+20mm程度のノビ(塗り足し)』をつけて入稿してください。
②シートにカッティングシートを直接貼る
『表示有効寸法(見え寸)』内にデザインを収めて、カットラインがあるデータを作ってください。
まとめ:表示面のデザインはシンプルにまとめるのがおすすめ
タワーサインは看板本体そのものに高級感があり、スタイリッシュなデザインのものが多いです。
その高級感やスタイリッシュな雰囲気を生かして、表示面のデザインをシンプルにまとめるのがポイントかと思います。
大型で、離れた場所へも訴求できる看板ですので、文字は読みやすくはっきりと入れるのがお勧めです。そして最も大切なことは、デザインデータのサイズを間違えないこと!繰り返しになりますが、看板本体(外寸)のサイズではなく、表示有効寸法(見え寸)のサイズでデザインを作ってください。
自立看板の料金一覧!
記サイトにてメーカー既製品の自立看板の
一覧を掲載しております。
各サイズや料金も掲載しておりますので、
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